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2024/11/20 10:56
もし子どもが発達障害と診断されたら、診断名を確定させ、その発達障害の特性をよく理解しましょう。次に障害者手帳を申請し、自治体や医療機関などの専門機関に相談して「療育」を受けましょう。親ができることを私の経験からお伝えしたいと思います。
目次
・診断書をもらい、診断名を知る
・子どもの特性を知る……発達障害にはどんなタイプがある?
・障害者手帳を申請しよう……障害者手帳の種類や申請方法について
・相談できる専門機関やサービスにはどんなものがある?
・子どもが発達障害と診断されたら、「療育」を受けよう
・親としての心構え。ひとりで抱え込まず、周囲の支援を上手に受けよう
診断書をもらい、診断名を知る

専門機関で診察を受け、お子さんに発達障害があると言われたら、まずはその発達障害は何という診断なのか知りましょう。後述しますが、発達障害という診断名はなく、具体的には注意欠如多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害(LD)といった診断がされます。
この診断は口頭だけて知ることも出来ますし、診断書として文書化してもらうことも出来ます。診断書をもらう場合、診断書代がかかることは知っておいて下さい。
あくまでも私の経験ですが、その後に療育を各専門機関で受ける際には診断書は不要でした。私の次男は口頭で「自閉症の傾向がある」と言われているだけで、診断書は医師から出してもらっていません。
子どもの特性を知る……発達障害にはどんなタイプがある?

発達障害は、生まれながらの脳の機能トラブルのことをいい、生涯続くものと考えられています。発達障害は、3つに分類することが出来ます。
・自閉症スペクトラム(ASD)
・注意欠陥多動症(ADHD)
・学習障害(LD)
自閉症スペクトラムは、言葉の発達の遅れや、コミュニケーションを取りにくいなどの特徴があります。また、興味や行動への強いこだわりがあるという特徴もあります。
集団の中では、いわゆる「空気の読めない子」となってしまいがちな一方、興味のある分野をとことん追求し、知識が驚くほど豊富な子も多くみられます。極端な偏食がある場合もあります。聴覚過敏、感覚過敏、感覚鈍麻と呼ばれる、五感の過敏性や鈍さなどが表れることもあります。
対人関係では、言語聴覚士が関わることで、対人でのやりとりを練習し改善していくことができます。
注意欠陥多動症は、約束や物事を忘れる「不注意」や、じっとしていられないなどの「多動」があり、いずれも落ち着きのなさが特徴です。学校の授業に集中できない反面、自分が興味を持ったことには驚くほど没入できます。
作業療法士による訓練や、言語聴覚士によるコミュニケーションの訓練や学習支援などで改善していくことが出来ます。
学習障害は、知能に遅れはないものの、「読む」「書く」「計算する」といった学習が苦手な特性があります。学習に支障が現れるため、勉強が苦手な子に見えます。
何が苦手なのか、疑われる各分野のスクリーニングと、心理・言語学的検査を行い、学習障害を引き起こしている認知過程を探り出し、医師・作業療法士・言語聴覚士らが協力して支援していくことで改善していくことが出来ます。
これらの障害のうち、1つだけ持っているというケースばかりでなく、いくつかの要素が混じっていることもしばしばあります(※図1・参照)。
また、発達障害とともに知的な遅れのある知的障害を指摘されることもあります。
※図1:画像引用:発達障害理解のために|厚生労働省
障害者手帳を申請しよう……手帳の種類や申請方法について
障害福祉制度によるさまざまな公的支援を受けるためには、「障害者手帳」の取得が必要です。経済面での支援により活動の幅が広がる上、将来的な教育や就労にも役に立ちます。障害者手帳は身体・知的・精神の障害ごとに3つに分類されます。
知的な障害がある場合は、「療育手帳」を、知的な障害の目立たない場合は定められた交付基準に該当することで「精神保健福祉手帳」を取得することができます。
各自治体で申請の手順が違うため、まずは住んでいる自治体の障害福祉窓口に相談してみて下さい。
私の次男の場合は、主治医からは特に「療育手帳」を取得することを勧められませんでした。我が家の暮らす東京都では、就学までは手帳がなくても療育が受けられることと、病院の受診でも窓口負担がないため、療育手帳を持っていなくても困らないとなどがその理由だったようです。
しかし、家庭で検討した結果、療育手帳を申請することにしました。自治体からは交付基準に該当するとのことで交付されました。東京都の場合、療育手帳の申請先は管轄の児童相談所になり、児童相談所の面談も申し込みから3ヶ月弱待ちました。
療育手帳は、発達障害があると診断されたら自動的にもらえるものでなく、保護者の「申請」によって交付基準に当てはまる場合にもらえるものです。
相談できる専門機関やサービスにはどんなものがある?

発達障害について相談できる専門機関は、大きく分けて2種類あります。ひとつは自治体の相談窓口で、もうひとつは医療機関です。
自治体の相談窓口にもさまざまな窓口があり、保健所や、役所の子ども・保育に関する部署、発達支援センター、児童相談所などがあります。どこに相談したら良いかわからない場合は、まずは保健所や発達支援センターに「こどもの発達障害のことで相談したい」と問い合わせると、しかるべき窓口につないでくれます。
医療機関での相談は、かかりつけの小児科や専門医にすることができます。まずはかかりつけの小児科に相談し、かかりつけ医から大きな病院の専門医に紹介状を書いてもらうこともできます。
日本小児神経学会のホームページ で小児神経専門医と発達障害診察医師の名簿を公開しているので、ここから近くの医療機関を探すこともできます。
子どもが発達障害と診断されたら、「療育」を受けよう
子どもが発達障害と診断されたら、「療育」とよばれる治療教育を受けましょう。発達支援センターや民間の児童発達支援授業所で療育を受けることができます。その際には、受給者証と呼ばれる証明書が必要です。これは、障がい児が福祉サービスを受けるために必要な証明書となります。
療育手帳は、各自治体の窓口で、親御さん本人が申請することになりますが、その際に提出する「計画書」というものがあります。計画書の作成が親御さん自身では難しい場合は、療育施設の人に相談して作ってもらうこともできます。
「療育」とひとことで言っても、さまざまな内容があり、発語やコミュニケーションの練習をしたり、作業を通して手指や腕の動きを訓練するもの、身体を大きく動かし運動的な発達を促すものなどがあります。
また、個別療育や、集団療育、親子通所などの形態があり、各療育施設で提供しているサービスが異なります。いくつか施設を見学に行き、子どもに合った内容の療育を選びたいですね。
親としての心構え。ひとりで抱え込まず、周囲の支援を上手に受けよう
障害の有無にかかわらず、子どもの成長の仕方はそれぞれ違います。
その子の好きなもの、苦手なもの、得意なこと、さまざまにあると思います。好きなものを見れば喜ぶし、苦手なものを見れば顔をしかめるかもしれません。
子どもの心に寄り添い、一緒に笑ったり怒ったりしながら、子どもと一緒に親も成長していけるといいですよね。親が子どもの先行きの見えない将来に不安を感じるときは、周りのサポートしてくれる人々に相談して、ひとりで抱え込まず、支援を上手に受けていきましょう。
(文/隈本納実)
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隈本納実
行政書士/ファイナンシャルプランナー(AFP)/不動産管理会社代表
大学生、小学生、保育園児の三児の母。
大学卒業後、国内大手ホテルに勤務、大学院などを経て、家業の不動産管理会社の代表に就く。
次男の発達がゆっくりで、おむつ外れや弄便に悩んだ経験から、発達がゆっくりな子向けのオリジナルロンパースを製作販売する事業をスタートさせた。行政書士/AFPとしては、障害のある子どもやその保護者向けの障害福祉サポート業務にも取り組んでいる。