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2025/05/02 14:39
子育てをしていると、ふと気になるのが「うちの子、まだロンパース着てていいのかな?」ということ。特に発達に遅れがあるお子さんを育てていると、周囲の子どもたちと比べてしまい、不安になったり、迷ったりすることもあるのではないでしょうか。
この記事では、「ロンパースは何歳まで着せていいの?」という疑問に、発達のペースがゆっくりな子ども育てている私の視点からお答えしていきます。
目次
・ロンパースの特徴とメリットはなに?赤ちゃんには欠かせない存在
・発達に遅れがあるお子さんの場合は、その子にとって何が快適かを考えよう
・サイズやデザインの選び方について!大きめロンパースのススメ
・周囲の目が気になるときは?
・「その子にとってのベスト」を選ぼう
ロンパースの特徴とメリットはなに?赤ちゃんには欠かせない存在
ロンパースとは股下にスナップボタンが付いた一体型の肌着や服のことをいい、赤ちゃんの頃は特に便利なアイテムです。
お腹が出ない、寝返りやハイハイをしてもはだけにくい、オムツ替えがしやすいといったメリットがあります。体温調節が難しい赤ちゃんや、寝転んで過ごす時間が長い乳児期には欠かせない存在ですよね。
一般的には「1歳半〜2歳くらいまで」が目安!保育園で使えないことも
健常児の場合、ロンパースを卒業するのは平均して1歳半〜2歳ごろです。この頃になるとトイレトレーニングが始まり、スナップボタンよりも上下分かれた服のほうが便利になるからです。我が家の経験では、保育園の入園に際して、どの子どもの保育園でも、園にはロンパースを着用してこないように言われました。
ロンパースの卒業の時期は、あくまで「目安」であって、「絶対」ではありません。私の次男の場合、おむついじりが特に顕著だった時期があり、園にお願いしてロンパースの着用を認めていただいていたこともあります。
発達に遅れがあるお子さんの場合は、その子にとって何が快適かを考えよう
発達に遅れがあると、体の動かし方、歩行、トイレの感覚などもゆっくり進むことが多く、ロンパースが必要な時期も長くなりがちです。たとえば、歩行がまだ不安定で転びやすい、トイレトレーニングがまだ始まっていない、寝たきりや座位保持が中心の生活などです。
こうした場合は、ロンパースの「動いてもお腹が出ない」「服がめくれない」「着崩れしない」といったメリットが引き続き役立ちます。
実際、発達に遅れがあるお子さんの中には、3歳、4歳、場合によっては5歳以降もロンパースを着ている子もいます。無理に年齢で区切る必要はなく、「その子にとって何が快適か」で判断して良いのです。
サイズやデザインの選び方について!大きめロンパースのススメ
市販のロンパースは大体「90cm」くらいまでが主流です。90㎝を超えるサイズのロンパースは、大手のメーカーでは扱っておらず、市販品を探すことに苦労することも。療育グッズ専門店で大きめサイズのロンパースを購入したり、布製作が得意な方にオーダーメイドを依頼しているという話を伺ったことがあります。
私の場合、次男はのんびり発達で、3歳を過ぎてもオムツとロンパースが必須でした。ロンパースを着せていないと、オムツに手を入れてしまうことが度々あり、便いじりをしてしまうこともありました。身体は大きくなってきたから、ロンパースも大きめが欲しいのに全然売っていないと感じていました。
売ってたと思っても、「肌着」だったり「介助用」が多く、赤ちゃん用にはかわいいロンパースがたくさんあるのに、大きい子用のは全然おしゃれなロンパースが売ってない!!それならば自分で作って売ろうと思い、ロンパースショップを立ち上げました。
大きめロンパースのお店を始めて、大きめロンパースを必要としている多くのお子さんや親御さんのお話を伺うことが出来ました。成長のペースは一人ひとり本当に違うのです。
当ショップのおしゃれな大きめロンパースはこちらからどうぞ
周囲の目が気になるときは?
年齢が上がってくると、「まだロンパース着てるの?」といった視線や声に敏感になってしまうこともあるかもしれません。ですが、大切なのは「他人がどう見るか」ではなく、「お子さんが安心して快適に過ごせるか」です。
お子さんによっては、肌の感覚が敏感で通常のパンツが苦手だったり、お腹が出ることで不安を感じたりすることもあります。そうした特性を理解し、無理に“普通”に合わせるよりも、本人の安心・快適を優先することが何より大切です。
「その子にとってのベスト」を選ぼう
「ロンパースは何歳まで?」という問いには、明確な正解はありません。発達のスピードは一人ひとり違っていて、発達に遅れがある場合は、なおさらその“子ども本人のペース”が大事になります。「今、この子にとって快適で安心できる服は何か?」を軸に選ぶことが大切です。それが、お子さんにとっても、ママ・パパにとっても一番自然な形ではないでしょうか。他の家庭と比べなくて大丈夫です。ロンパースを着ていても、着ていなくても、お子さんが笑顔で過ごせることがなによりもの願いですよね。
(文/隈本納実)
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さあ!ロンパース着てお出かけしよう。
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隈本納実
行政書士/ファイナンシャルプランナー(AFP)/不動産管理会社代表
大学生、小学生、保育園児の三児の母。
大学卒業後、国内大手ホテルに勤務、大学院などを経て、家業の不動産管理会社の代表に就く。
次男の発達がゆっくりで、おむつ外れや弄便に悩んだ経験から、発達がゆっくりな子向けのオリジナルロンパースを製作販売する事業をスタートさせた。行政書士/AFPとしては、障害のある子どもやその保護者向けの障害福祉サポート業務にも取り組んでいる。