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2025/05/15 13:37

お子さんの発達について気になることが出てきたとき、「療育を考えてみようかな…」と思われる親御さんもいらっしゃると思います。この記事では、療育を始めるまでの基本的な流れと、施設選びのポイントについて私の経験を踏まえてわかりやすくお伝えします。初めての一歩を踏み出すお手伝いになれば幸いです。


 目次
1. 療育を始めるきっかけは?
2. 最初にすることは「相談」
3. 療育を受けるには「児童発達支援」の利用手続きが必要
4. 療育施設の種類と選び方
5. 実際に利用するまでのステップ
6.まとめ




 1. 療育を始めるきっかけは?

お子さんの発達について、療育を検討しようといざ動き出そうとしても「どこに相談すればいいの?」「施設ってどう選べばいいの?」と戸惑うことも多いものです。

療育のスタート地点はさまざまです。たとえば、言葉がなかなか出てこない、お友だちとの関わりが難しそう、こだわりが強く、かんしゃくを起こしやすい、保育園や幼稚園の先生から「一度専門機関で相談してみては」と言われたなど。こうした気づきや声かけをきっかけに、療育について考え始める方が多いと思います。

私の次男の場合、発語がなく、1歳6か月健診で要経過観察となり、保育園に通い始めてもなかなか言葉が出ないため、保育センターの心理士さんから療育に通うことを勧められました。2歳児クラスの1年間、自治体の発達支援センターで実施する親子通所に通ったのが療育のスタートでした。

 



2. 最初にすることは「相談」

 

 

まずは、お子さんの発達についてどこか一箇所に相談してみましょう。相談先として代表的なのは、市区町村の福祉課(子ども家庭支援課など)、児童発達支援センター、保健センター(発達相談窓口)、医療機関(小児科や発達外来)、通っている保育園や幼稚園の先生などが相談先として挙げられます。

地域によって体制は異なりますが、発達に関する悩みを総合的に受け止めてくれる窓口があります。迷ったら、まずはお住まいの市役所・区役所に問い合わせてみると安心です。



 


3. 療育を受けるには「児童発達支援」の利用手続きが必要

 

 

療育を提供する多くの施設は「児童発達支援(未就学児対象)」という福祉サービスの一環です。利用するには、「通所受給者証」という証明書が必要になります。

流れとしては、

 

1,相談窓口で面談

2,必要に応じて医師の診断や意見書を取得

3,市区町村で「通所受給者証」の申請

4,交付された受給者証を持って療育施設と契約・利用開始

という形が一般的です。申請から利用開始まで12ヶ月ほどかかることもあるので、早めに相談しておくと安心です。

 




4. 療育施設の種類と選び方

 

 

療育を受けられる施設にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。

 

【主な施設の種類】

児童発達支援センター:地域の中核的な療育施設。専門職が多く配置され、手厚い支援を受けやすい。

 

民間の児童発達支援事業所:小規模でアットホームな雰囲気の施設が多く、子ども一人ひとりへの対応が丁寧な傾向。

 

医療機関併設の施設:診断や治療と並行して療育が行われる。より専門的な支援を受けたい方に。

 

 

 

【選び方のポイント】

まずは、子どもの特性に合っているかを検討してみましょう。言葉の遅れ、感覚過敏、コミュニケーションの困難さなど、施設ごとに得意とする支援が異なります。見学や体験で雰囲気をつかみましょう。次に、スタッフの対応や雰囲気を観察してみてください。子どもにとっては「安心できる場所」であることがとても大切。スタッフの接し方、施設の空気感を実際に見て確認するのがおすすめです。そして、自宅や園からのアクセスも選ぶときに重要です。通いやすさは継続する上で大事な要素です。送迎の有無、曜日・時間帯なども確認しましょう。また、雨の日のアクセスもチェックしてみてください。自転車で通う場合、駐輪場が雨ざらしになっていたりすると、お子さんの乗せおろしに苦労します。そして、親へのサポートがあるかもポイントになります。子育ての悩みを共有できる機会や、家庭での対応について相談できる体制があるかどうかも注目ポイントです。私が次男とともに療育生活の1年目に通った自治体の療育センターでは、定期的に親向けの講習を開催してくれました。特性のある子どもの子育てに参考になる様々な内容を講習で提供していただき、とても勉強になりました。また、同じように子育てに奮闘する他の親御さんとの交流も、励まされましたし、「仲間がいる!」と感じることが出来ましたよ。

 




5. 実際に利用するまでのステップ

 

 

施設が決まったら、以下のような流れで療育が始まります。

 

・見学・面談 

希望する施設に連絡して見学や面談を申し込みます。気になる点は遠慮なく質問しましょう。

 

・受給者証の手続き 

必要書類を準備し、市区町村に申請します。医師の診断書などが必要な場合もあるため、事前に確認しておくとスムーズです。

 

・契約・アセスメント(評価)

 施設と契約を交わし、お子さんの発達状況について評価・確認が行われます。

 

・療育スタート!

 通所が始まります。初めは子どもも親御さんも緊張するかもしれませんが、少しずつ慣れていく方がほとんどです。

 




6.まとめ


 

 

療育のスタートは、決して「特別な子育て」への第一歩ではありません。お子さんが今よりもっと過ごしやすくなるように、そして親御さんが安心して育児できるように整える、自然なサポートの一つです。

情報が多くて不安になることもあるかもしれませんが、「わからないことは相談する」「見て、感じて、決める」という姿勢で、一歩ずつ進んでみてください。

お子さんに合った場所が見つかりますように。


参照:東京都発達障害支援センター



(文/隈本納実)


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隈本納実

 

行政書士/ファイナンシャルプランナー(AFP/不動産管理会社代表

大学生、小学生、保育園児の三児の母。

大学卒業後、国内大手ホテルに勤務、大学院などを経て、家業の不動産管理会社の代表に就く。

次男の発達がゆっくりで、おむつ外れや弄便に悩んだ経験から、発達がゆっくりな子向けのオリジナルロンパースを製作販売する事業をスタートさせた。行政書士/AFPとしては、障害のある子どもやその保護者向けの障害福祉サポート業務にも取り組んでいる。