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2025/04/28 15:52


子育てをしていると、ふとした瞬間に他の子と自分の子を比べてしまうことがありますよね。特に、3歳半になってもおむつが外れないと、心配になる親御さんは少なくありません。「もしかして発達障害なのでは?」と不安がよぎることもあるでしょう。今回は、そんな悩みに寄り添いながら、知っておきたいポイントをまとめていきます。

 


目次

・3歳半でおむつが取れていないのは珍しいこと?

・発達障害の可能性はある?

・トイレトレーニングがうまくいかない理由とは?

・親ができるサポートとは?

・焦らず、子どものペースを大切に




 

3歳半でおむつが取れていないのは珍しいこと?

  

一般的に、2歳〜3歳ごろからトイレトレーニングを始める家庭が多いですが、子どもの成長スピードは本当にさまざまです。3歳半になってもおむつが外れない子も決して珍しくはありません。厚生労働省の調査によると、3歳時点でトイレが完全に自立している子どもは全体の6割程度。つまり、3割〜4割近くの子は3歳を過ぎてもおむつを使用しているというデータもあります。焦らず、まずは「成長の個人差」を大前提に考えることがとても大切です。


 引用:排尿機能発達・尿失禁症 | 小児泌尿器科の主な疾患 | 日本小児泌尿器科学会 Japanese Society of Pediatric Urology より 

 

 

発達障害の可能性はある?

 

 

3歳半を過ぎても以下のような特徴がいくつか見られる場合、発達障害(自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)など)の可能性を考慮する必要があることもあります。

 

・トイレに行きたいという感覚がわからない様子が続く

 

・言葉の発達が極端に遅れている

 

・指示がほとんど通らない

 

・パターン化した行動にこだわる

 

・強い癇癪やパニックを起こすことが多い

 

 

 

これらの特徴が「単なる成長の個人差」ではなく、生活全体に影響を与えている場合は、一度専門家に相談してみることをおすすめします。ただし、おむつが取れないこと「だけ」をもって発達障害と結びつけるのは早計です。発達障害があってもおむつが外れる子もいれば、発達障害がなくても遅れる子もいます。

 

 

 

トイレトレーニングがうまくいかない理由とは?

 

 

発達障害の有無にかかわらず、トイレトレーニングがうまく進まない背景にはいろいろな理由があります。

 

1. 身体的な発達がまだ追いついていない

排尿・排便をコントロールするには、膀胱や腸の発達と脳の指令系統が連携している必要があります。3歳半でもまだこの発達が未熟な場合もあり、それ自体は異常ではありません。

 

 2. トイレに対する不安や恐怖がある

 便座に座るのが怖い、トイレの音が怖い、失敗することに対する強いプレッシャーがあると、子どもはなかなかトイレに行きたがりません。私の次男は、聴覚過敏があり、トイレのゴーーっという流れる音が本当に怖かった様でした。トイレに誘うときは、怖くないよ、大丈夫だよ、と声をかけながらトイレに誘導するようにしていました。

 

 3. 環境やタイミングが合わない

 引っ越しや保育園の転園、家族の出産など、生活環境の変化によって心が不安定になっている時期は、トイレトレーニングがスムーズにいかないことがあります。

 

 

親ができるサポートとは?

 

 

トイレトレーニングが遅れていると感じたときに、親ができるサポートには次のようなものがあります。

 成功体験を積ませる

 小さな成功でも大いに褒めてあげることで、子どもは自信を持ち、トイレに対してポジティブな感情を抱くようになります。

 

無理に進めない

 「もう3歳半だから」とプレッシャーをかけると、子どもにとってトイレは「怖い場所」になってしまうかもしれません。焦らず、その子のペースを尊重しましょう。

 

生活リズムを整える

 食事、睡眠、遊びのリズムを整えることで、排泄リズムも整いやすくなります。毎日決まったタイミングでトイレに誘うのも効果的です。我が家では、お風呂に入る前に必ずトイレに誘うようにしていたところ、子どもが自らお風呂前にトイレに行くようになりました。その際も、座れたらヨシ!というぐらいの心持ちで接するようにしていました。

 

専門家に相談する

心配が続くようであれば、早めに小児科医、保健センター、発達支援センターなどに相談してみましょう。適切なアドバイスをもらえるだけで、気持ちがぐっと楽になります。

 

 

 

焦らず、子どものペースを大切に

 

 

3歳半でおむつが外れていないと心配になるのは当然です。でも、それだけで発達障害と決めつける必要はありません。大切なのは、「今、何が子どもにとってハードルになっているのか」をじっくり観察すること。そして、少しずつできることを一緒に増やしていくことです。もし不安が大きいときは、一人で抱え込まずに専門家に相談する勇気を持ってくださいね。親も子どもも、安心できる環境の中で成長していくことが、何よりの近道になります。



こちらの記事もご参照下さい。

おむつが外れる年齢はいつ?おむつ卒業の平均は何歳?おむついじりの原因と対策


(文/隈本納実)

 

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隈本納実

行政書士/ファイナンシャルプランナー(AFP/不動産管理会社代表

大学生、小学生、保育園児の三児の母。

大学卒業後、国内大手ホテルに勤務、大学院などを経て、家業の不動産管理会社の代表に就く。

次男の発達がゆっくりで、おむつ外れや弄便に悩んだ経験から、発達がゆっくりな子向けのオリジナルロンパースを製作販売する事業をスタートさせた。行政書士/AFPとしては、障害のある子どもやその保護者向けの障害福祉サポート業務にも取り組んでいる。