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2025/04/30 10:20

子育てをしていると、「うちの子、うんちを触ってしまうんです」という悩みを耳にすることがあります。特に発達障害を持つお子さんの場合、こういった行動が頻繁に見られることも。親としては心配になったり、どう接したらいいのか戸惑ったりするかもしれません。この記事では、私の経験をご紹介しながら、子育て中の親御さんに向けて、行動の背景や対策についてわかりやすく解説していきます。


目次
・なぜ子どもは「うんちを触る」のか?
・発達障害と「うんちを触る」行動の関係
・親ができる対応方法には何がある?
・発達の一過程や困りごとのサインのことも。焦らず寄り添っていこう!




なぜ子どもは「うんちを触る」のか?

小さな子どもがうんちを触る行為自体は、実はそれほど珍しいことではありません。赤ちゃんや幼児は、まだ「汚い」という概念が発達していません。興味本位で、自分の体から出たものに触れたり、感触を確かめようとしたりするのは自然な発達段階の一部です。私には3人の子どもがいますが、それぞれが成長の段階で触ってしまったことがあった様に思います。


しかし、年齢が上がっても頻繁にうんちを触る行為が続く場合、または過剰に執着するような場合には、発達の特性が関係していることもあります。



発達障害と「うんちを触る」行動の関係

発達障害(自閉スペクトラム症・ADHD・知的障害など)を持つお子さんには、次のような理由でうんちを触る行動が見られることがあります。


1. 感覚過敏・鈍麻

発達障害のある子どもは、触覚に対する感覚が過敏だったり鈍かったりすることがあります。うんちの感触に興味を持ったり、不快感を訴える方法として触る場合もあります。


2. コミュニケーションの手段

言葉でうまく自分の気持ちを伝えられない子どもは、行動で何かを表現しようとすることがあります。うんちを触ることで「違和感がある」「かまってほしい」といったメッセージを送っている可能性も考えられます。


3. ストレスや不安

環境の変化や人間関係のストレスが原因で、落ち着きを保てず、うんちを触るという行動に出ることもあります。発達障害のある子どもはストレスを受けやすいため、特に注意が必要です。


4. 排泄の感覚が未熟

排泄のタイミングや感覚がうまくわからず、うんちが出たこと自体に驚いてしまう場合もあります。その結果、触ってしまうこともあるのです。



親ができる対応方法には何がある?

では、うんちを触る行動に対して、親はどのように向き合えばいいのでしょうか?


1. 叱らない・感情的にならない

まず大切なのは、強く叱ったり怒ったりしないことです。感情的に反応すると、子どもは「これは注目を集める行動だ」と学習し、行動がエスカレートする恐れがあります。冷静に対応しましょう。


2. 環境を整える

すぐに手が汚れないように、トイレトレーニング中は見守ったり、紙やウェットティッシュを手の届くところに置くのも効果的です。我が家では、次男の弄便が頻発した時は、トイレに流せるお尻拭きを家中至る所に置いておいて、汚れたらすぐに拭くようにしていました。

また、おむつに手を入れにくい服装にすることも有効な対策だと思います。我が家ではロンパースとオーバーオールを組み合わせて着せたり、ロンパースとスパッツを履かせて、おむつに手を入れにくい服装を心がけています。


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3. 感覚刺激を満たす

もし触覚刺激を求めているのであれば、スライム遊びや粘土遊びなど、他の安全な方法で感覚を満たしてあげるのも一つの手です。手を使った感覚遊びは、発達障害のお子さんは好きな子が多いと思います。おむつに気が向かないよう、常に別の遊びをいくつか用意しておくのもおすすめです。


4. 排泄の流れを視覚化する

トイレに行く、排泄する、手を洗う――この一連の流れを絵カードやイラストで示してあげると、理解しやすくなります。特に発達障害のある子どもには、言葉より視覚情報が効果的な場合が多いです。絵カードも、イラストで用意する方法や、実際にご家庭のトイレの写真を撮って絵カードにする方法などがあります。


5. 専門家に相談する

行動がどうしても改善しない、または家庭だけでは対応が難しい場合は、小児科医や発達支援の専門家に相談することをおすすめします。個別の特性に合わせたアドバイスをもらうことができます。

また各自治体には、子どもの発達が気になるときに相談できる窓口を設けています。相談窓口は自治体のホームページから検索も出来ますし、発達障害情報・支援センターのホームページからも情報が得られます。

 

 参考リンク:国立障害者リハビリセンター 発達障害情報・支援センター






発達の一過程や困りごとのサインのことも。焦らず寄り添っていこう!



うんちを触る行動は、親にとっては驚きや戸惑いの対象ですが、子どもにとっては発達の一過程だったり、困りごとのサインだったりします。

特に発達障害の特性が影響している場合、子ども自身が「わざと」や「悪気」でしているわけではありません。

大切なのは、子どもの背景に目を向けること、冷静に対応すること、必要であれば専門家のサポートを受けることです。

あなたのお子さんの行動には、必ず理由があります。焦らず、少しずつ理解を深めながら寄り添っていきましょうね。


こちらの記事もぜひ参考にして下さい

おむつが外れる年齢はいつ?おむつ卒業の平均は何歳?おむついじりの原因と対策

子どものおむついじりの対策は?ママが考えるおむついじり防止方法3選



(文/隈本納実)


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隈本納実

 

行政書士/ファイナンシャルプランナー(AFP/不動産管理会社代表

大学生、小学生、保育園児の三児の母。

大学卒業後、国内大手ホテルに勤務、大学院などを経て、家業の不動産管理会社の代表に就く。

次男の発達がゆっくりで、おむつ外れや弄便に悩んだ経験から、発達がゆっくりな子向けのオリジナルロンパースを製作販売する事業をスタートさせた。行政書士/AFPとしては、障害のある子どもやその保護者向けの障害福祉サポート業務にも取り組んでいる。